植物工場には様々な可能性があります。
でも、植物工場参入者のほとんどが、どうすれば採算がとれるかだけを考えて、 安く、沢山栽培することに力を入れているのが現状です。 残念ながら、野菜を作って売ることだけでは、 植物工場を維持することはたいへん難しいと思います。
前回は、《食育》を大切に考え、植物工場を活用している 新宿せいが保育園を紹介しました。 今回紹介したいのは、大学での研究に導入された一例です。
茅野市にある「諏訪東京理科大学」の経営情報学科で運営するビジネスラボに 諏訪菜オリジナルのボックス型植物工場(ユニット)が設置されています。 学生さんたちは、このユニットを使って野菜やスプラウトを栽培し、 ビジネスにどう繋げていくのかを研究しています。 また、植物ユニットの制御・管理の自動化にも取り込んでいます。
下の写真が、大学の授業のなかで重要な役割を果たしているボックス型植物工場です。
写真2:スプラウト<高嶺ルビー>を収穫する様子
写真の出典について、諏訪東京理科大学提供